外注したデザインが上がってきた瞬間、思わず固まった経験はありませんか?
「これ、ほんとにプロの仕事?」
「上司に見せられない…」
そんな“思ってたんと違う”納品物を前に、困ってしまうこと、ありますよね。
この記事では、実務の現場でよくあるトラブルの原因と、冷静な対処法を解説します。
よくある「クオリティ低いデザイン」トラブルの例
・トンマナがズレていて安っぽい印象になっている
・修正依頼を出しても要望が反映されない
・納期は守るがクオリティが明らかに社内基準に届かない
・「これ以上は追加料金です」と言われて修正できない
どれも、「どこまでが仕事の範囲か」が曖昧なまま進めてしまったときに起きやすいパターンです。
なぜそんなことになるのか?原因を整理
1. 要件定義が曖昧
「おしゃれに」「やさしい雰囲気で」など、感覚的な表現で伝えると誤解が生まれます。
デザイナーにとって“やさしい”は“淡いパステル”かもしれませんが、担当者にとっては“親しみやすいイラスト”を意味するかもしれません。
2. 期待値のズレ
「プロに任せればよくなるはず」と思い込むと、具体的な指示を省きがち。
結果、意図が伝わらず「思っていたのと違う」仕上がりになります。
3. デザイナー選定ミス
得意分野が違う、業界経験がない、格安すぎる──。
価格やスピードを優先すると、経験値の浅いデザイナーに当たることがあります。
4. 品質基準が主観的
「なんかダサい」「なんか違う」という感覚では、双方の認識がすり合いません。
“どんな基準で良し悪しを判断するか”を決めておく必要があります。
今すぐできる対処法
1. まずは冷静に現状を整理
「どこが」「どう違う」と感じているのかを言語化します。
・配色がブランドカラーと異なる
・文字の詰まりで読みづらい
・写真が古臭く感じる
といったように、主観ではなく客観的な要素を挙げましょう。
2. 修正依頼は「感情」ではなく「要件」で伝える
「ダサい」「センスがない」と伝えても改善されません。
「◯◯社のサイトのように、もう少し落ち着いたトーンに」「見出し文字を細めに」など、参考と方向性をセットで伝えましょう。
修正依頼メールの例文
件名:バナーデザインの修正について
お世話になっております。
デザイン全体の印象は良いのですが、以下2点について修正をお願いできますでしょうか。・背景色をもう少しトーンダウン(添付参考あり)
・見出し文字を細めに調整目的として「落ち着いた印象」「信頼感」を重視したいと考えています。
ご確認をお願いいたします。
このように、「目的」+「具体的修正点」+「参考」で伝えると、相手も対応しやすくなります。
二度と同じミスをしないための外注のコツ
- 実績をジャンル別に確認する
例:BtoB案件を頼むなら、BtoB実績のある人を選ぶ。 - 初回は小さな案件でテスト発注
LP1本やバナー1枚で見極めるのが安全です。 - 要件定義書を共有する
ターゲット、目的、使用媒体、雰囲気などを明文化。 - 修正回数と納品形態を契約時に決めておく
「何回まで無料か」「納品データ形式」を先にすり合わせておきましょう。 - リアルタイムで共有できる仕組みを作る
SlackやNotionでやり取りすれば、フィードバックのズレを減らせます。
トラブルが大きい場合の対応
・契約書に修正義務があるか確認する
・著作権や再利用の扱いを確認する
・返金交渉や再発注の判断基準を社内で共有する
感情的にならず、契約・証拠ベースで淡々と対応するのがポイントです。
まとめ:外注も「チーム」として育てる意識を
一度で理想のデザインに出会うのは難しいものです。
けれど、指示の出し方とコミュニケーションで品質は驚くほど変わります。
デザイナーを「外注先」として線を引くより、「同じ目的をもつチームの一員」として接すること。
それが結果的に、最短でいいデザインを生む近道になります。
💡ポイントまとめ
- 「ダサい」はNG、「どう違うか」を言語化する
- 修正依頼は目的と参考をセットで
- 要件定義と契約内容を最初に明確に
- デザイナーは“使う相手”ではなく“育てる相手”

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