「デザイナーを採用したのに、あがってきた制作物が想像以上にひどい…」
そんな経験、ありませんか?
期待していた企業サイトのデザインが“キャンバのテンプレ貼っただけ”。
色の統一感ゼロ、フォントもバラバラ、しかも意味不明な余白だらけ。
「これ…ほんとにプロ?」と頭を抱える担当者、実はかなり多いんです。
よくある「クオリティ低すぎ案件」の実例
「ポートフォリオは綺麗だったのに、実際に上がってきたデザインが別物…」
そんな“採用後ショック”は、珍しくありません。
現場では、こんなパターンがよく起きています。
① ポートフォリオ詐欺タイプ
採用前に見せてもらったポートフォリオは、まるでプロのよう。
でも実際の納品物を見たら「誰が作ったの?」レベル。
よくあるパターンは、チーム制作や学校課題を「自分の作品」として掲載しているケース。
ヒアリングも浅く、構成も甘い。つまり“見た目だけプロ”です。
💬 現場の声
「美大出身だし大丈夫だろうと思ってたのに、あがってきたのはバナー職人レベルでした…」
② Canvaテンプレ丸投げタイプ
Canvaなどのテンプレを“そのまま”使って提出するタイプ。
文字を入れ替えただけで「完成しました!」と出してきます。
整ってはいるけど、ブランドトーンも訴求軸もゼロ。
情報設計もせず、空いたスペースに要素を詰め込むだけ。
💬 よくある失敗例
- ロゴが中央にドン! → どんな会社か分からない
- 色は派手だけど統一感ゼロ
- どこかで見たことある構図(そりゃそう、テンプレだから)
“テンプレを使える=デザイナー”ではないと痛感する瞬間です。
③ 指示どおりしか動けない「作業者タイプ」
こちらが伝えた内容を“そのまま”作るだけで、考える余地ゼロ。
改善提案もなければ、疑問も持たない。
例えば、
「タイトルもう少し目立たせて」と言ったら、ただフォントを太くするだけ。
見出し位置や余白、視線誘導の設計までは踏み込まない。
言われた通りにやっている“つもり”でも、結果は全く変わらない。
考えないデザイナーが一番危険です。
④ スピード命タイプ(量産職人)
「納期だけは守る」タイプ。
ただ、早い=上手いではない。
修正のたびに別方向へズレていき、
“早いけど下手”“たくさん作るけど全部薄い”という地獄に。
💬 あるある例
- 「修正依頼したら、別物になって返ってきた」
- 「修正箇所以外も勝手に変わってる」
- 「初回提出が早すぎて、たぶん中身見てない」
スピード重視の裏には、「考える時間ゼロ」という構造的問題があります。
⑤ トンマナ迷子タイプ
ブランドカラー・書体・写真トーンなど、全てバラバラ。
「会社サイトなのにポップすぎる」「採用ページなのに重すぎる」など、方向性がズレまくり。
なぜこうなるかというと、
「ターゲットや目的を理解していないまま“好み”で作っている」から。
デザイン以前に、マーケの理解が浅い人に多いパターンです。
💬 あるあるコメント
「かわいいほうがウケると思って!」
──いや、誰に?
⑥ 「整ってるけど伝わらない」タイプ
いわゆる中級者の罠。
見た目は整っていても、情報設計が破綻していて「何が言いたいのか」が伝わらない。
・メインコピーの意味が薄い
・写真が主張しすぎてメッセージが消える
・要素の優先順位がめちゃくちゃ
こういう人は“デザインソフトは扱えるけど、構成力がない”タイプ。
つまり、デザイナーではなく“オペレーター”です。
⑦ 納品して終わりタイプ(思考停止エンディング)
完成後のチェックや修正提案もなく、「納品しました」で終わる人。
制作=目的達成ではなく、“納品=仕事終了”と思っているタイプです。
「このLP、公開後のコンバージョン下がってませんか?」
と聞いても、「もう納品したので…」と他人事。
成果物の品質より、「終わらせること」を優先してしまう人に多いです。
💡まとめ:クオリティ低下の根底にあるのは「考えなさ」
どのパターンにも共通しているのは、
「作ること」はできても、「考えること」を放棄しているという点です。
デザインの良し悪しはツールではなく、意図設計の深さで決まる。
見た目が綺麗でも、“目的とズレた瞬間”にクオリティはゼロになります。
なぜこうなる?採用失敗の根本原因
「ポートフォリオは良かったのに、実際の仕事は別人みたい」
「言った通りには作るけど、“考えて”くれない」
──そんな“デザイナー採用の落とし穴”は、
じつはスキルの問題よりも、採用の見抜き方の問題なんです。
① 見た目の“センス採用”をしてしまっている
デザインを専門的に見抜けない担当者ほど、**“感覚採用”**になりがちです。
「おしゃれそう」「きれいに見える」で判断してしまうと、
本質である「構成力」や「意図設計力」を見落とします。
💬 ポイント
- デザインは“きれい”より“目的に合っているか”で判断する
- ビジュアルの印象より、“なぜそうしたか”の説明に注目
例:
「若年層向けの採用サイトなので、余白を広く取り、親しみやすい丸ゴシックを使用しました」
この一言がある人は、思考の筋道が通っています。
② “チーム制作”を“個人スキル”と誤解している
ポートフォリオに載っている作品が、本人の実力とは限りません。
チームでの一部担当(写真選定やバナーだけなど)の場合も多く、
採用側がその背景を確認しないまま「この人すごい!」と判断してしまうことがあります。
💬 見抜く質問例
「このデザインで担当した部分はどこですか?」
「全体構成は誰が決めましたか?」
“再現力”ではなく、“断片的な参加”で評価してしまうのが典型的なミスです。
③ 実務とポートフォリオの“環境ギャップ”
学校課題・自主制作・コンペ作品などは、納期・要件・修正の制約がないケースがほとんど。
一方で、実務は「納期厳守」「指示の変更」「複数関係者の調整」が当たり前。
ポートフォリオでは光っても、
現場で「スピード・柔軟性・意図共有」ができない人は多いです。
💬 対策
→ 採用前に**ミニ課題テスト(30分デザイン)**を出す
→ 実際の案件想定で“修正対応力”を見る
④ 面接で“質問の質”を見ていない
「デザインできます!」と言う人は多いけれど、
本当に考えている人は質問力が違います。
良いデザイナーほど、
「ターゲットはどんな層ですか?」
「成果物はどんな媒体で使われますか?」
「一番伝えたい印象は?」
と、目的に関する質問をしてきます。
逆に、「納期いつですか?」「サイズは?」しか聞かない人は、
作業者タイプ。思考型ではありません。
⑤ “教えれば伸びる”と楽観している
「最初は下手でも、教えれば育つでしょ」と思いがちですが、
デザインの思考力は、短期間で育ちません。
構成・視線誘導・余白設計などは、知識+感性+経験の総合力。
修正指示を繰り返しても、「なんとなく整えて終わり」になることが多いです。
💬 目安
3回以上フィードバックしても改善が見えない場合、
“理解していない”可能性が高いです。
⑥ 採用プロセスが“属人的”になっている
現場任せで「感じの良い人だったから採用」としてしまうと、
評価軸があいまいになります。
人事・現場・経営陣で“良いデザインとは何か”の共通言語がないまま進めるのは危険。
💬 対策
- 採用前に「デザイン基準」をチームで共有(例:トンマナ・配色・目的)
- 面接は最低2人以上で評価し、主観を分散させる
⑦ ディレクション・レビュー体制の欠如
デザイナーを採用しただけで「全部任せよう」としてしまうと、
方向性の軸がなくなります。
「目的とゴール」を設計し、途中でレビューする仕組みがないと、
本人の感覚で暴走してしまいがち。
💬 ポイント
- 初回提出は“方向性確認用”と割り切る
- 1stレビューで必ずトーン&マナーをチェック
- ディレクターまたは担当が「目的に合っているか」を判断
⑧ “安さ”で決めてしまう
外注の場合、「安いからお願いしよう」で選ぶと高確率で失敗します。
制作単価とクオリティは、ある程度比例します。
特に「○○円でバナー10本!」のような案件では、
“考える時間”が価格に含まれていないことが多い。
見た目だけ整っていても、ブランドイメージを損なうリスクがあります。
💡まとめ:採用失敗の原因は“デザイナー”より“プロセス”
クオリティの低さは、スキルよりも採用設計の問題で起こります。
- 何を見て評価するか
- どう質問するか
- どの段階でレビューするか
この3つを見直すだけで、失敗率は劇的に下がります。
「デザイン力を見抜く力」こそ、採用担当の最強スキルです。
クオリティが低すぎたときの「やってはいけない」対応
デザインが期待外れだったとき、
「ああもう無理」「やり直して!」と口から出そうになりますよね。
でも、最初のリアクション次第でその後の信頼関係が決まります。
ここを間違えると、改善どころかチーム崩壊まっしぐら。
次のような対応は要注意です。
① 感情的に叱る・突き放す
「なんでこんなレベルなの!?」「センスなさすぎ!」
──これ、スッキリするのは一瞬。
でも言われた側は、次の2パターンに分かれます。
- 萎縮して何も提案できなくなる
- “何が悪かったのか”を理解しないまま距離を置く
結果、制作物はさらに悪化します。
目的を言語化して伝えるほうが、100倍効果的です。
💬 言い換え例
×「なんか違う」
〇「信頼感を出したいので、明るさを少し落としたい」
② 「もういい、自分で直す」
担当者あるあるです。
期限も迫ってるし、自分が直したほうが早い。
でもそれをやると、
- 改善ポイントを本人が理解しないまま終わる
- チーム全体が「デザイン=担当者が仕上げるもの」という空気になる
つまり育たない組織ができあがります。
修正指示を出すなら、「理由つき」で共有するのがコツ。
💬 言い換え例
「この部分は“信頼感”を重視して、余白を増やしたほうがよさそうです。次回はこの方向で!」
③ 「上司や他の人に丸投げする」
トラブルを避けようと、他部署に“バトン投げ”するのも危険。
一時的に解決しても、根本原因が共有されず、同じミスが再発します。
💬 代替案
→ 「◯◯のデザイン意図を共有するミーティング」を開く
→ 上司には“報告”ではなく“改善計画”をセットで伝える
④ 「褒めゼロ・否定100%」で終わる
相手のやる気を削ぐ最悪のパターン。
人は“否定だけ”されると、学習よりも防衛に回ります。
一部でも良かった点を拾い上げることで、改善の方向を示せます。
💬 良い例
「配色の方向性はすごくいいです!
ただ、ターゲット層が20代女性なので、少し柔らかさを加えたいです」
褒めは“甘やかし”ではなく、改善の方向性を明確にする技術です。
⑤ 「なんとかなるでしょ」と放置する
一番ありがちな“静かな失敗”。
クオリティの低さを感じながらも、伝えるのが面倒でスルー。
結果、リリース直前に炎上。修正コストが爆発します。
💬 回避策
- 初回段階で「方向性レビュー」を設ける
- 途中で“仮納品”をもらう
- 定期的に「ここまでの確認」を挟む
“言わない優しさ”は、後で必ず自分に返ってきます。
⑥ 「テンプレ依存のままOKを出す」
忙しさに負けて「まあ見た目整ってるし、いっか」で通すと、
後からブランド全体の統一感が崩れます。
テンプレ構成を疑い、
「このデザイン、誰に何を伝えたいの?」
と一度立ち止まるのがプロの担当者です。
まとめ:叱るより、“伝える力”で巻き直す
クオリティが低いときほど、冷静さが試されます。
怒りではなく、意図を共有する。
修正ではなく、学びを残す。
それができるチームは、デザインの質だけでなく信頼の質も上がっていきます。
正しい対処法と巻き直し方
デザイナーのクオリティが低いとき、
つい「もう無理」「やり直して!」と言いたくなりますよね。
でも、そこで感情的に動くと“チームごと壊れる”のが現実。
焦らずに、次の3ステップで巻き直しをかけましょう。
① まずは冷静に「現状のズレ」を見える化する
感覚的に「なんか違う」と伝えても伝わりません。
相手に具体的に理解してもらうには、言語化とビジュアル化の両方が必須です。
おすすめの方法:
- 修正箇所を具体的にリスト化(例:「ボタンの位置」「余白」「色味」など)
- 「良い例/悪い例」を並べて視覚的に示す
- 「意図」と「感情」を分けて伝える(דダサい”→〇“信頼感を損ねて見える”)
💬 例文
「全体のトーンがポップすぎて、採用サイトとしての信頼感が伝わりにくくなっています。
落ち着いた印象を出したいので、青やグレーを基調にできると助かります。」
“センス”の話を、“目的達成の話”に変換すると、相手も素直に動きやすくなります。
② 改善可能かどうかを見極める
次に考えるべきは、「伸びしろがあるのか」「方向転換すべきか」。
改善の余地がある場合(努力型)
- フィードバックに対して理解を示す
- 素直に質問してくる
- 修正で明確に良くなる
→ このタイプは育成・再教育で十分リカバリー可能。
進行管理を細かく設定し、数回のレビューで形になることが多いです。
改善が見込めない場合(思考停止型)
- 指摘しても理由を聞かない
- 直しても根本がズレている
- 「どうすればいいですか?」しか言わない
→ この場合は配置転換・契約見直しを検討。
修正のたびに精神力とコストを失うより、早めに方向を変えるのが得策です。
③ 巻き直すときの実務ステップ
Step1:期限を区切って再トライ
「次回提出時に方向性が改善していなければ、別アプローチを検討します」と伝える。
“無限修正地獄”を防ぐために、見直し期限を設けるのがポイント。
Step2:指示書フォーマットを導入
修正指示を口頭やチャットで済ませると、伝達ロスが必ず起きます。
Canva・Figma・Notionなど、コメント機能を使って指示内容を一元管理。
過去ログも残るため、責任の所在が明確になります。
Step3:最終判断を「目的基準」で行う
「好み」ではなく「目的(誰にどう見せたいか)」を基準に判断。
意見の対立が起きたときは、
「今回のターゲットは誰か」
「どんな印象を与えたいのか」
を立ち返ると、正しい判断軸を取り戻せます。
④ 改善できなかった場合の“次の一手”
改善が難しい場合は、無理に関係を続ける必要はありません。
ただし、「感情的なクビ切り」はリスクが高いので、冷静に法的・契約的対応を。
外注の場合
- 契約書・業務委託契約の「修正回数」「成果物の定義」「解除条件」を確認
- 支払い前であれば、「成果物未達による契約終了」として整理可能
社員・契約社員の場合
- 業務分担や役割変更で調整(デザイン→営業/ディレクションなど)
- 「得意を活かす方向」で提案する方がトラブルになりにくい
💬 例文
「デザイン以外の部分で強みを発揮できる場を検討したいです。」
角を立てずに“戦力の再配置”として伝えると、相手の納得感も得やすいです。
⑤ 再発防止策:次の採用・外注に向けて
最後に、同じ失敗を繰り返さないために。
- 採用前テスト課題を導入(30分で再現デザイン or 改善案を出してもらう)
- レビュー文化をチームに根づかせる(定例でフィードバック会を実施)
- 成果物の基準サンプルを共有(「これ以上は合格」ラインを可視化)
- チェックリストで客観化(意図説明/構成力/再現力/データ整理)
採用や外注の失敗は「人の問題」に見えて、実は仕組みの問題です。
明確な基準をチームで共有すれば、“もう二度と同じミスはしない”状態が作れます。
🪄まとめ:感情で終わらせず、仕組みで巻き直す
クオリティが低いときほど、相手より先に“構造的に考える”のが大事です。
「どこがズレているのか」「どのステップで修正できるのか」を冷静に整理すれば、
関係を壊さず、むしろチームが成熟するチャンスにもなります。
採用・外注で失敗しないための見抜きポイント
① 「作品の背景説明」ができるか
ポートフォリオを見るとき、**「このデザイン、何を目的に作ったの?」**と聞いてみてください。
優秀なデザイナーなら、
「若い女性向けのスキンケアブランドなので、清潔感を意識して白と水色を中心にしました」
のようにターゲット・目的・意図を説明できます。
一方、思考の浅いデザイナーは、
「かわいいと思ったので」「雰囲気で」
など感覚的な返答になりがち。
デザインの“なぜ”を語れない人は、方向修正が効かず、後で破綻します。
② 「他人のデザインを再現できるか」
試しに「このサイトのトップをFigmaで再現してみて」と課題を出すと、
再現力の有無がはっきりします。
上手な人は余白・文字間・階層構造まで正確に読み取ります。
逆に“感覚でやるタイプ”は、微妙なズレをスルー。
こうした観察力・構成力の差が、実務でのクオリティ差に直結します。
③ 「初回ヒアリングでの質問の質」
外注でも採用面談でも、最初の打ち合わせで必ず質問が出ます。
このとき、
「ターゲット層は?」「最終的にどんな印象を持たせたいですか?」
といった戦略的な質問が出てくる人は◎。
逆に、
「納期いつですか?」「サイズ何ピクセルですか?」
しか聞かない人は、作業者タイプ。
“考えるデザイナー”ではなく、“言われたことしかできない人”の可能性が高いです。
④ 「修正依頼への対応の仕方」
修正依頼をしたとき、態度が全て出ます。
- 良い反応例:「意図を理解しました、別案としてこういう方向も考えられます」
- 悪い反応例:「じゃあどんな感じにすればいいですか?」
前者は“共創型”、後者は“丸投げ返し型”。
同じ修正でも、成長度と協働力がまるで違います。
⑤ 「データ構造が整理されているか」
FigmaやIllustratorのデータを覗けば、一瞬でわかります。
フォルダ・レイヤー名・グループ化・ガイド線。
これらが整っている人は、プロとしての段取り力とチーム意識があります。
逆に「レイヤー名が全部Frame 1」「素材が謎のフォルダにバラバラ」なら要注意。
本番環境での運用を考えていない、独りよがりな制作姿勢です。
⑥ 「フィードバックに対する理解力」
こちらの指摘を、意図ごと理解して反映できるかどうか。
「ここを赤にして」→「赤にしました」だけの人は、指示待ち型。
「“注意を引く意図”ですよね、では赤に加えて強調線を入れましょうか?」
と返せる人は、思考型です。
単なる技術よりも、この“意図の翻訳力”が長期的な信頼につながります。
⑦ 「情報整理力(ワイヤー段階で判断)」
ビジュアルだけでなく、構成段階(ワイヤーフレーム)での整理力を見るのも効果的。
良いデザイナーは、情報の優先順位・視線誘導・余白設計まで論理的に整理できます。
見た目以前に「どう見せるか」が設計できている人は、外しても大崩れしません。
⑧ 「ポートフォリオの“幅”を見る」
全ての作品が同じトーン・構成・配色なら、引き出しが少ない証拠。
優秀な人ほど、BtoB/BtoC/採用系/キャンペーン系など、幅が広く、文脈に合わせて変化しています。
多様性=応用力。実務対応力のバロメーターです。
⑨ 「自分の苦手を説明できるか」
面談時に「どんな案件が苦手ですか?」と聞くと、意外に本質が見えます。
良い人は「文字量が多い案件だと間延びしがちなので、レイアウトでカバーしています」と具体的。
一方で「特にないです」は危険信号。
自己分析ができていない人は、トラブル時に軌道修正ができません。
⑩ 「最後まで“自分の作品”として責任を持てるか」
納品して終わりではなく、「公開後どうでした?」と聞ける人はプロ。
結果を気にする姿勢=ユーザー視点がある証拠です。
その“後追い意識”が、クオリティ安定の最大要因になります。
💡 チェックリストまとめ(面談・依頼時に使える)
| 見抜きポイント | 良い反応 | 注意サイン |
|---|---|---|
| 作品の意図説明 | 目的・ターゲットを話せる | 「なんとなく」 |
| 質問の質 | 戦略的な質問をする | 納期・サイズだけ |
| 修正対応 | 意図を理解して提案返し | 指示待ち |
| データ構造 | 整理整頓・命名ルールあり | カオス状態 |
| 苦手領域 | 自己分析できている | 「特にない」 |
まとめ:デザイン力=「考える力」+「伝える力」
デザイナーのクオリティが低いと感じたとき、
問題は“センス”ではなく“思考”かもしれません。
「この人は、なぜこのデザインにしたのか」を説明できるか。
それが、良いデザイナーを見抜く一番の指標です。


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