「キャンペーンLPを作りたいのに、ヘッダーが邪魔で世界観が壊れる…」
WordPressで固定ページを使ってLPを作ると、こういう悩みって本当に多いですよね。
今回は、固定ページのヘッダーを非表示にする3つの方法を紹介します。
テーマ設定・CSS・テンプレート編集の3段階で解説するので、自分のスキルや環境に合わせて選んでくださいね。
1. LP作成で「ヘッダーが邪魔!」な理由
LP(ランディングページ)は、訪問した人に「申し込み」「問い合わせ」など特定の行動をしてもらうためのページ。
そのため、**リンク先が多いヘッダーメニューは“離脱の原因”**になってしまいます。
コーポレートサイトの中にLPを作る場合、
「通常ページにはヘッダーが必要だけど、LPではいらない」ということがよくあります。
そこで登場するのが、「固定ページのヘッダーだけ消したい問題」です。
2. 方法①:テーマの設定から非表示にする(簡単・おすすめ)
まずは一番簡単な方法。
最近のテーマ(SWELL・Arkhe・Cocoonなど)には、ページごとにヘッダーやフッターを非表示にする設定が用意されています。
たとえばArkheなら、
- 編集画面を開く
- 右サイドバーの「ページ設定」タブをクリック
- 「ヘッダー・フッターを非表示」にチェック
これだけで完了です。
コードを触らず、ボタンひとつで済むので安全。
社内でWordPressを運用している担当者さんや、納品後の管理を考えるとこの方法がベストです。
ただし、テーマによっては「非表示設定」がないこともあります。
その場合は次の方法へ!
3. 方法②:CSSで非表示にする(どんなテーマでも可能)
テーマに「ヘッダー非表示設定」がない場合は、CSSでピンポイントに隠すのが確実です。
どのテーマでも使える汎用的なやり方です!
手順①:ページIDを確認する
- 固定ページの編集画面を開く
- URLの末尾をチェック(例:
post=123)
→ この数字が「ページID」です。
たとえば post=123 なら、「.page-id-123」というCSSクラスが自動でページに付与されています。
手順②:CSSを書く
.page-id-123 header {
display: none;
}
このコードで、指定した固定ページのヘッダーだけを非表示にできます。
同じようにフッターも消したいときは、
.page-id-123 footer {
display: none;
}
を追加すればOK。
手順③:CSSをどこに入力するか(ブロックエディタの場合)
ここがよく迷うところ。
実は、固定ページの「カスタムHTMLブロック」ではCSSを直接効かせられません。
HTMLブロックに書いても、そのページ内の一部にしか影響せず、テーマ全体の<head>には反映されないためです。
正しい方法は次のどちらか👇
✅ ① 外観 > カスタマイズ > 追加CSS に入力
WordPressの管理画面から
**「外観 → カスタマイズ → 追加CSS」**を開き、そこに上記コードを貼り付けます。
これで全ページにCSSが適用され、指定したページIDのみに反映されます。
✅ ② ArkheやSWELLなどの「子テーマのstyle.css」に記述
カスタマイズよりも恒久的にしたい場合は、子テーマ内のstyle.cssに追記しましょう。
テーマ更新のたびに消える心配がなく、安全です。
❌【やってはいけない例】
「ブロックエディタのカスタムHTMLブロック」に<style>タグでCSSを書く
→ 一見反映されたように見えても、テーマ側ヘッダー(PHPで読み込まれる部分)には効きません。
手順④:うまく効かないときのチェックポイント
- クラス名が
headerではなく.site-headerなどになっていないか? - キャッシュ(ブラウザ・プラグイン)をクリアしたか?
- ページIDを間違えていないか?
テーマによってHTML構造が異なるので、**検証ツール(右クリック→検証)**でヘッダーのクラス名を確認しておくと確実です。
補足:ブロックエディタのHTMLブロックでできること
「どうしてもページ単体で完結させたい!」という場合は、
HTMLブロックに以下のように書いてページ内要素を非表示にすることは可能です。
<style>
.some-section {
display: none;
}
</style>
ただしこれは「テーマのヘッダー」ではなく、本文内の特定ブロックを非表示にする使い方です。
全体のヘッダーを消すには向きません。
まとめ(CSS法のポイント)
| 方法 | 向いている人 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 追加CSSに書く | WordPress中級者 | 簡単・安全 | 全ページ共通CSSなので管理が必要 |
| style.cssに書く | 制作担当者 | 永続的で安定 | FTP・テーマ編集の知識が必要 |
| HTMLブロックに書く | 一時的対応 | 一部ブロック非表示なら可 | テーマヘッダーには効かない |
「カスタムHTMLブロックでやってみたけど、ヘッダー消えない…」という人は、
**“HTMLブロックではテーマ構造に届かない”**と覚えておくとスッキリします!
4. 方法③:専用テンプレートを作る(本格派向け)
LPを継続的に作るなら、専用テンプレートを作ってしまうのが最もスマートです。
1ページずつCSSを当てたり設定をいじったりするより、テンプレートを分けておくことで「LPは常にヘッダー・フッターなし」という状態を一発で再現できます。
手順①:テーマフォルダを開く
WordPressのテーマデータは/wp-content/themes/(テーマ名)/ にあります。
ArkheやSWELLなど親テーマを直接編集するとアップデートで消えるので、必ず「子テーマ」を使いましょう。
子テーマがまだない場合は、無料配布の子テーマを入れておくのが安心です。
手順②:page-lp.php を作成する
子テーマフォルダ内に新しく page-lp.php というファイルを作ります。
(名前は自由ですが、page-〇〇.php としておくと管理しやすいです。)
手順③:テンプレート宣言を書く
ファイルの冒頭に次のコードを記述します👇
<?php
/*
Template Name: LP Template
*/
これでWordPressが「このファイルを“LPテンプレート”として認識」してくれます。
手順④:ヘッダー・フッターを削除した構造にする
通常の固定ページテンプレートには、こんな構成があります👇
(例:page.php)
<?php get_header(); ?>
<main class="site-main">
<?php the_content(); ?>
</main>
<?php get_footer(); ?>
このうち get_header(); と get_footer(); が
サイト共通のヘッダー・フッターを呼び出している部分。
LP用テンプレートでは、これを削除します👇
<?php
/*
Template Name: LP Template
*/
?>
<main class="lp-main">
<?php the_content(); ?>
</main>
これでヘッダーもフッターも出なくなり、まっさらなキャンバス状態に。
あとはブロックエディタで自由にLPをデザインできます。
手順⑤:管理画面でテンプレートを選ぶ
WordPressの固定ページ編集画面を開き、
右側の「テンプレート」セクションから「LP Template」を選択します。
プレビューすると、ヘッダー・フッターが消えた状態で表示されていれば成功!
手順⑥:Arkheユーザー向けワンポイント
Arkheの場合、もともと共通ヘッダーをtemplate-parts/header.php 経由で読み込んでいます。
LPテンプレートで完全に削除する場合は上記のように get_header(); を省くだけでOK。
もし「上部の余白だけ消したい」「スクリプトやGTMだけは残したい」という場合は、get_header(); の代わりに ヘッド部分だけ読み込む専用ファイルを用意するのもアリです。
たとえば:
<?php get_template_part( 'template-parts/head' ); ?>
として、CSSや解析タグは残しつつ、
ナビやロゴを出さない構造にできます。
→ 実務ではこれが一番安全(SEOタグも消えない)。
手順⑦:デザイン調整
LPテンプレートではグローバルCSSが効くため、
必要に応じて子テーマの style.css にLP専用のデザインを追記します。
.lp-main {
max-width: 100%;
padding: 0;
}
これでエディタ幅いっぱいに要素を配置でき、
余白を気にせずキャンペーン用デザインを作れます。
手順⑧:テンプレート化のメリット・デメリットまとめ
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| デザイン自由度 | ◎ 完全に自由 | コード知識が必要 |
| 再利用性 | ◎ ページ追加も楽 | 構造変更時は修正が必要 |
| 安全性 | ○ 親テーマに影響なし | 子テーマが前提 |
💡 プロの現場では
「ヘッダー削除」だけでなく、“LP専用テンプレート”を作っておくのが定番です。
コーディング経験が少なくても、1ファイル用意するだけで後々めちゃくちゃ楽になります!
まとめ(テンプレート法の使いどころ)
- 一度作れば何度でも再利用できる
- 解析タグも安全に残せる
- デザイン崩れが起きにくい
ということで、WordPressでLPを量産するなら「page-lp.php」テンプレート化が最強です。
慣れてきたら、「LP専用CSS」や「Gutenberg専用スタイル」も分けて管理するのがおすすめです!
5. フッターも一緒に消したい場合
LPでは「ヘッダー+フッター」を両方消したいケースも多いですよね。
上のCSS方法やテンプレート方法でも同様にfooterを削除・非表示にすればOKです。
ただし、フッターに解析タグ(GAやGTM)を入れている場合は要注意。
フッター自体を削除すると、アクセス解析が動かなくなる可能性があります。
解析タグは
<head>や<body>内に直接入れておくと安心です。
6. SEO・解析まわりの注意点
ヘッダーを消すと見た目はスッキリしますが、
テーマによっては「ヘッダー内にGTMや構造化データを読み込んでいる」場合があります。
完全に削除するのではなく、「CSSで非表示にする」方が安全なことも。
特に、広告計測やコンバージョン分析をしているLPなら、事前に確認しておきましょう。
7. まとめ:目的に合わせて選ぼう
| 方法 | 難易度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| テーマ設定 | ★☆☆ | クリックだけで完了 | テーマ依存 |
| CSS | ★★☆ | どのテーマでも可能 | クラス名確認が必要 |
| テンプレート | ★★★ | デザイン自由度が高い | PHP編集が必要 |
LPは「デザイン」と「集中導線」が命。
固定ページでも、ちょっとした設定やコードで十分にLPっぽく仕上げられます!
8. 制作サポートのご案内(CTA)
自社サイト内でLPを作りたいけれど、
ヘッダーやフッターの設定でつまづいていませんか?
運営者は、WordPressを使った企業サイトのLP設計や設定代行も行っています。
テーマや運用体制に合わせて、最適な実装方法をご提案します。


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