「とにかくおしゃれにして」と言われたときにやるべき3つのこと|Web担当者の対処法

Web担当あるある

「とにかくおしゃれにして」
「なんか今っぽくして」

はい出ました、Web担当者が一番困るやつです。

上司は悪気ゼロ。
でも、こっちは心の中で
「“おしゃれ”ってどのジャンルの話ですか?」
「今っぽいって、いつ基準で?」
ってツッコミが止まりません。


とりあえず作ってみたら「うーん、なんか違うんだよね」と言われて、修正3回目でちょっと泣きそうになる。


……そんな経験、ありませんか?
私はあります。なんなら毎日その戦いだYO!

実は“おしゃれにして”って、デザインの指示じゃなくて「なんかモヤモヤしてるけど説明できない」のサインです。


だからこそ、言葉の裏にある「目的」や「理想」を引き出せたら、一気に仕事がスムーズになります。

この記事では、そんなふんわり指示をうまく翻訳して、
“おしゃれ”を見える形に変える3つのステップを紹介します。

もう、「なんか違う」に怯えるのは終わりにしましょう。
次こそ“おしゃれ”をコントロールする側にまわりましょう!

1章 「おしゃれにして」って実は何を求めてる?

そもそも、“おしゃれ”って何なんでしょうか?

フォント? 
配色? 
それともモデルさんの笑顔?

たぶん上司も、うまく言葉にできていないだけなんですよね。
いや、言葉にしてくれよって喉のココまで出てるけど、それ言ったら社内の立場が危ういのでグッと我慢してるみなさん。いつもお疲れ様です。

多くの場合、「おしゃれにして」っていうのは**「今のアウトプットに違和感がある」**というサインです。
その“違和感”の正体は、たとえばこんな感じ。

  • なんか古くさい(=時代感を出したい)
  • ごちゃごちゃして見にくい(=整理されてる印象にしたい)
  • 他社サイトがかっこよく見える(=自社も負けたくない)

つまり、“おしゃれ”という言葉は、「目的」や「印象」の代わりに出てきているんです。


じゃあどうすればいいの?

相手の言う“おしゃれ”を翻訳するコツは、
「デザイン」ではなく「印象」を聞き出すことです。

たとえばこんな質問をしてみましょう。

  • 「どんな印象にしたいですか?」
  • 「どんな人に見てもらいたいですか?」
  • 「他に“いい感じ”だと思うサイトってありますか?」

こう聞くと、「清潔感がある感じ」「信頼できる感じ」「若い人向けにしたい」など、
少しずつ“おしゃれ”の中身が見えてきます。


💬ポイント

“おしゃれ”はゴールじゃなくてスタート地点。
まずは「なぜおしゃれにしたいのか?」を掘り下げるのが第一歩です。


ここをしっかり整理しておくと、次の章で紹介する
「おしゃれを見える化するステップ」がグッとやりやすくなります。

2章 “おしゃれ”を見える形にする3ステップ

上司の「おしゃれにして」は、たいてい“感覚”で言われます。
だから、感覚を“見える形”に変えるのが一番の近道。


ここでは、実際に現場で使える3つのステップを紹介します。


ステップ1:リファレンスを集めて“方向性”を共有する

まずは「どんなおしゃれなのか」を可視化するために、
同業他社や参考サイトを3〜5個ピックアップして見てもらいましょう。

たとえば、

  • モダンでシンプル(余白広め・白背景・サンセリフ体)
  • ナチュラルでやさしい(ベージュ系・手書きフォント)
  • スタイリッシュでクール(黒背景・太字フォント・写真中心)

こんなふうに3方向に分けて見せると、相手が「これこれ!」と言いやすくなります。

💡コツ:Pinterest・Muuuuu・SANKOU! など、デザインギャラリー系サイトを使うと早い!


ステップ2:Moodboardで“雰囲気”を固める

方向性が見えてきたら、次は雰囲気のすり合わせ
色・フォント・写真トーンを1枚のボードに並べて、全体の空気感を共有します。

CanvaやFigmaでも簡単に作れるので、デザイナーでなくてもOK。
「これが今回の“おしゃれ”の方向性です!」と見せるだけで、
相手の中の“ふわっとした理想像”が一気に具体的になります。


ステップ3:仮デザインで“イメージのズレ”を防ぐ

最後に、トップページやメインビジュアルの簡単なモックアップを見せます。
完璧じゃなくていいんです。配置やトーンだけでOK。

「細かいデザイン前に、全体の雰囲気を確認しておきたいです」と一言添えると、
上司も“確認の主導権”を持たせてもらえた気になって満足します。

💬ここでの目的は“承認”ではなく“合意”。
方向性を合わせたうえで進めれば、修正の嵐はかなり減ります。


📌まとめ

“おしゃれ”を感覚のまま受け取らず、
リファレンス → ムードボード → 仮デザイン の順で見える化。
これだけで「なんか違う」を防ぐ確率がぐっと上がります。

3章 “おしゃれ”より大事な「伝わるデザイン」

正直なところ、
どれだけおしゃれに作っても「伝わらないサイト」は、見た目以上に残念です。

たとえば、写真が綺麗でフォントも今っぽいのに、
・ボタンがどこかわかりにくい
・情報が多すぎて読む気がしない
・目的のページまでたどり着けない
……これ、実はけっこう“あるある”なんですよね。

おしゃれに見せたい気持ちは大事。
でも、本当に評価されるサイトは「見やすくて伝わる」サイトなんです。


見た目が整う=情報設計が整っている

「おしゃれ」って、派手な装飾じゃなくて整っていることなんです。
余白、フォントサイズ、行間、見出し階層――
こういう地味な部分がきれいに整理されていると、
人は「センスある!」と感じます。

つまり、

おしゃれは“デザインセンス”じゃなく“情報整理力”から生まれる。


“伝わるデザイン”の3原則

  1. 視線の流れを意識する
     → スマホで縦に見たときに“自然に読めるか”をチェック。
  2. 余白を味方につける
     → 詰めすぎはNG。呼吸できる余白があると一気に垢抜ける。
  3. 一貫性を保つ
     → フォントや色が統一されているだけで、印象が安定する。

この3つを守ると、どんなサイトでも自然と「おしゃれ」に見えます。


💬ポイント

“おしゃれ”にするんじゃなくて、“伝わる”ように整える。
その結果、「なんかいい感じ!」って言われるのが理想✨

4章 上司・クライアントに刺さる言い回し術

デザインって、「説明の仕方」で印象がまったく変わります。
同じレイアウトでも、
「おしゃれにしました」って言うのと、
「信頼感を持ってもらうために余白を広くとりました」では、説得力が段違い。

ここでは、現場でそのまま使える“魔法の言い回し”を紹介します。


① 「おしゃれ」ではなく「印象」で話す

×「ここはおしゃれにしたかったので白をベースにしました」
◎「信頼感と清潔感を出すために白をメインにしました」

→ “感覚”ではなく“目的”を添えるだけで、ぐっと通じやすくなります。

💬キーワードの翻訳例

上司の言葉翻訳するなら…
おしゃれに洗練された印象に
カッコよく信頼・スピード感を出す
今っぽくトレンド感・明るさを意識
かわいく柔らかく親しみやすく

② 「どう感じてもらいたいか」で説明する

「この色を使った理由は?」と聞かれたとき、
「なんとなく流行ってたので」より、
「訪問者に安心感を持ってもらいたかったので」と言う方が100倍通ります。

→ デザインの“根拠”を感情で語るのがコツ。


③ “共有の言葉”を持つ

リニューアルの初期に、「うちのサイトは“信頼感”と“親しみやすさ”を軸にしましょう」と決めておくと、
のちの打ち合わせで迷わなくなります。

「たしかに親しみやすさは出てますね」「ここ、信頼感もう少し欲しいかも」
――こうやって、デザインを感覚でなく言葉で評価できる関係がつくれるんです。


💬ポイント

「センスで勝負」じゃなくて「言葉で納得」させる。
デザインの翻訳力があれば、上司の“なんか違う”を論理的にほどけます。


まとめ

「おしゃれにして」「いい感じにして」。
この言葉に振り回される日々、ほんとにお疲れさまです。

でも実は、“おしゃれ”って敵じゃないんです。
それは、まだ相手がうまく言葉にできていない**「理想のイメージ」のサイン。
だから、私たちWeb担当者がその思いを
翻訳して形にする役割**を担えば、
「思ってた通り!」と言われる瞬間がちゃんと来ます。

リファレンスを見せて、雰囲気をすり合わせて、
デザインの意図を「印象と言葉」で伝える。
それだけで、修正地獄からは抜け出せます。

“おしゃれ”を言語化できる人は、もうセンスがある人。
次の打ち合わせでは、「おしゃれにして」にニッコリうなずきながら、
心の中でこうつぶやいてください。

「はいはい、その“おしゃれ”、私が翻訳してやるよ。」


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